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原型 - 日本全国の祭りの里帰りの場
渋谷匡利 Masatoshi SHIBUYA
石川県立羽咋工業高等学校出身
日本建築学会近畿支部主催「第68回卒業設計コンクール」入選
卒業設計制作2014 銅賞
CONCEPT
能登半島の付け根に当る石川県寺家町。人口400人程度のこの小さな田舎町の気多神社で毎年12月16日の深夜3時から闇と寒気の中で行われる「鵜祭り」という奇祭が日本の「原型」である、との説があります。まつりとは神を祀ること、それは言わば「祈り」という神への信仰の証とも言える神聖なる振る舞いでもあります。その振る舞いは「祭り」「奉り」「祀り」「政り」「纏り」などの文字が充てられ、それぞれの地域で独特の姿を形成しながら定着していきました。それは文化であり、生活であり、そしてその地域の歴史そのものなのです。それらの「原型」というのは、言わば「文化の祖先」とも言えるものであり、敬うべき対象です。そこで非常に小規模に継承されているこの「鵜祭り」を発展的に継承させていくことを目的とし、各地の祭りの『里帰り』の場を構築します。
2015
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